先日、八勝園自治会では防災備品の点検を実施し、リストを作成しました。
その結果、避難生活で必要となる物資が不足していることが改めて浮き彫りになりました。
特に、食料や飲料水、生活必需品に加えて、電力源の確保が喫緊の課題であると感じています。
発電機やポータブル電源などの電力供給源は、災害時に非常に役立ちますが、高額なため、自治会だけでは揃えることが難しいのが現状です。
そこで、八千代市の「地域防災組織育成助成事業」へ参加することにしました。
この事業は、宝くじの社会貢献事業の一環として、地域防災組織の育成を目的とした助成金制度です。
最大200万円の助成が受けられるため、今回の防災備品購入に活用できればと考え応募するに至りました。
ただ、助成制度の申請には以下の書類を用意(提出)する必要があります。
- コミュニティ助成事業事前調査表
- 組織規約(自主防災組織の規約)
- カタログ(購入商品のカタログのカラーコピー)
- 見積書(品番、規格、宝くじ広報表示のシール等の作成費用含む)
- 建物が使用できる根拠書類(建物の使用許可)※購入商品の保管場所の建物
- 管理運営規程・保管場所図面
- 備品台帳(助成事業で整備する備品の台帳)
この他にも助成事業の要件として
- 市が認める自主防災組織であること
- 令和7年4月1日から令和8年3月31日までの間に完了する事業であること
- 30万円以上の備品等を購入予定であること(上限は200万円)
- 自主財源で購入することが可能な団体であること(助成事業を活用した場合は市からの補助金は使えない)
- 自主防災組織名義の口座を所有していること
などがあり、申請するだけでも中々高いハードルがあります。
今回は役員の皆さんのご協力もあり、無事申請することができました。
この事業は全国が対象となりますので、八千代市での採択実績はあまりないようですが、地域住民の安全・安心を守るために、まずは挑戦してみようと思います。
助成金が獲得できれば、発電機やポータブル電源などの備品を充実させ、より安全な避難生活を送れるよう、自治会一丸となって取り組んでいきます。
【 購入申請した商品 】
■発電機:EU9iGB(エネポ)
動力がガソリンではなくカセットボンベのため、維持管理が簡単で急な災害時にも適した1台
https://www.honda.co.jp/generator/lineup/eu9igb/
■ポータブル電源:Victor BN-RF1500(ソーラーパネル付)
家庭用ながらも大容量で長寿命。ソーラーパネルと発電機を組み合わせて蓄電することで、電力を可能な限り供給し続けることができる。
※これらはあくまで家庭用の商品であるため、避難所全体の電力を賄うことを目的としたものではありません。避難所でのスマホの充電や照明器具、扇風機などの使用程度を想定したものです。
https://www.victor.jp/portable-power-supply/lineup/bn-rf1500-bn-rf1100/
■浄水器:ポリタンク型非常用浄水器 コッくん飲めるゾウ
非常時の飲水確保として、賞味期限切れのペットボトルや雨水・貯水タンクなどの水を浄水することが可能です。自治会でも災害用の水を備蓄する予定ですが、賞味期限切れによる定期的な入れ替えの予算や労力が大きな負担になりますが、それらの軽減に貢献します。
※本商品は期限切れから12年が経過した水も厚労省の基準値内達成と安全性を実証済み
https://nomeruzo.com/mini